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2006年11月09日

258.印鑑の基礎知識⑧ハンの保管についての注意


ハンの保管についての注意


●大切な書類と同じ所にしまわない
不動産の権利書や実印、あるいは預金通帳と銀行印を同じ場所に保管するのは大変危険です。万一、空き巣狙いに入られたら、一緒に盗まれてしまうからです。そんな事態になったら一大事。場合によっては銀行預金を根こそぎおろされたり、家屋敷を勝手に売り払われたりしないとも限りません。ですから、印鑑や権利書、預金通帳などは同じ場所ではなく、別々の場所に保管しておくということをふだんから十分心がけておくべきです。


●貸金庫に保管するという手も
ただ、そうはいっても、家の中にそうそう秘密の隠し場所があるわけではなし、第一、泥棒はプロだから、こちらがどんなに巧妙に隠したつもりでも、すぐに見つけてしまうとお考えの方も多いでしょう。
そこで、大切な書類や印鑑はいっそまとめて銀行の貸金庫などに預けてしまうのも今日的な方法です。貸金庫といっても小さなブースのものであれば、そんなに費用はかかりません。


●万一盗まれたら・・・
もちろん、第一に警察に連絡することです。権利書と実印が盗まれたら、すぐに盗難届と改印手続を行い、さらに、その不動産を管轄する登記所へ届け出をすれば万全、少なくとも被害を最小限に抑えられます。また盗まれた印鑑が戻ってきたときはそれを廃棄し、改印した印鑑を使うのも大事なことです。


●実印を変える(改印する)には
実印を盗まれたり、なくしたり、破損したり、あるいは前の印はゲンが悪いから変えたいというときは、手続をすれば新しい印に変更することができます。
まず、 市区町村に「印鑑登録廃止申請書」を提出してこれまでの印鑑登録を廃止し、 改めて新しい印鑑で印鑑登録をすればよいのです。ただし転出の際は、現在の住所地の市区町村に転出届を出せば、印鑑登録も自動的に廃止されます。転出先の市区町村に新たに印鑑登録をすればよいのです。

日本司法書士会連合会 相談ガイド「印鑑の知識」より

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投稿者: 日時: 2006年11月09日 12:54 | パーマリンク |   ▲このページの上へ
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