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2006年08月30日
127.振り込め詐欺に注意してください!
Q: 新会社法が施行されてまもなく、専門家(士業)を名乗る人から「会社法改正にともない、登記をするのに費用が必要なので振り込んでください」との連絡がありました。振り込む必要はあるのでしょうか?
A: ご質問の場合、ご自身で司法書士等に登記を依頼した覚えが無いのであれば、お金は振り込まないでください。振り込め詐欺の可能性があります。
新会社法が施行されてからまだまもないですが、会社の登記に関連した新手の振り込め詐欺が発生していると聞いています。
これらの悪徳業者の手口としては、会社法施行に伴い変更が生じた事項について、司法書士などの専門家を名乗り、「登記をするのに費用が必要なので振り込んでください」というような振り込み要求があるようです。
一般的な会社については、会社法の施行に伴う変更部分は、法務局の登記官が職権でしてくれることがほとんどです。もちろん、費用・登録免許税等は一切かかりません。
一部、大会社(資本金が5億円以上等)については登記申請が必要になる場合もありますし、機関の変更などをした場合にも同じく登記が必要になりますが、自分で専門家に登記を依頼しない限り、絶対に費用は発生しません。
会社に関する法律が変わったことはかなりの人が知っていますが、具体的変更部分や手続きについてはまだ知らない方のほうが多いのが現状です。
一般の方の知識不足に乗じた、悪質な犯罪ですので、断固拒絶しましょう。
身に覚えのない請求が来た際にはまず確認を!
どうしても不安な場合にはお近くの司法書士に相談してみてください。
司法書士 大竹
投稿者: 日時: 2006年08月30日 11:49 | パーマリンク | ▲このページの上へ
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