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2006年09月05日
133.それぞれの遺言方法のメリット・デメリット
Ｑ： ３種類の「普通の方式」の遺言のうち、どれを選んだらよいでしょうか。それぞれのメリットとデメリットは何ですか？
Ａ： 遺言者の実情に応じて選ぶ必要があります。それぞれのメリットとデメリットは以下のとおりです。
① 自筆証書遺言
＜メリット＞
・費用がかからない
・証人をたてる必要がない
・遺言を秘密にできる
＜デメリット＞
・内容や要式に不備があると無効になる危険がある
・発見されなかったり、紛失してしまうおそれがある
・変造される危険がある
・勝手に処分されてしまう危険がある
・検認手続きが必要
② 公正証書遺言
＜メリット＞
・適法な遺言が作成でき、証拠能力が高い
・紛失や変造を防止できる
・検認手続きが不要
＜デメリット＞
・費用がかかる
・証人２人以上の立会が必要
・遺言を秘密にできない
③ 秘密証書遺言
＜メリット＞
・遺言の存在が明確となる
・遺言の内容の秘密が保てる
・紛失や変造を防止できる
＜デメリット＞
・内容や要式に不備があり無効になる危険がある
・費用がかかる
・証人２人以上の立会が必要
・検認手続きが必要
司法書士 榎本
投稿者: 日時: 2006年09月05日 14:03 | パーマリンク ｜ ▲このページの上へ
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